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2026 追記: 旧 VuePress ブログから移植した記事。執筆当時(2021年)は GTX 1650 / Core i5 世代を前提に書いていた。Bedrock Edition が主流になり、Java はむしろ MOD 用に残る位置づけになった現状を踏まえて全面改稿。

Minecraft を PC で遊びたい。けれどゲーミング PC は種類が多くて、どこまでスペックを盛ればいいのか分かりにくい。

この記事は、Minecraft 用 PC を「Bedrock のバニラを軽く遊ぶ」「Java で MOD を大量に入れる」「配信もする」の 3 つの用途に分けて、必要なスペックの目安をまとめる。2026 年時点での現実的なラインで見ていく。

結論 — Bedrock なら 8〜10 万円、Java + MOD なら 15 万円〜が現実ライン

短い答え: Minecraft はゲームとしては軽い部類だが、Java 版に MOD を積み始めた瞬間に要求スペックが跳ね上がる。

2026 年時点での現実的な目安はこの 3 段階。

  1. Bedrock のバニラ中心: GTX 1650 / RTX 3050 クラス + 16GB RAM + Ryzen 5 / Core i5。完成品で 8〜10 万円台
  2. Java + MOD / 影 MOD: RTX 4060 クラス + 32GB RAM + Ryzen 5 / Core i5(6 コア以上)。15〜20 万円台
  3. 配信もする: RTX 4060 Ti 以上 + 32GB RAM + Ryzen 7 / Core i7(8 コア以上)。20 万円〜

逆に、激安ノート(CPU 内蔵 GPU のみ)はバニラでも描画距離を切り詰める前提になる。長く遊ぶなら最初から独立 GPU 搭載機を選んだほうが結果的に安い。

推奨スペックの読み方 — 公式値は「動く最低ライン」

短い答え: Mojang 公式の推奨スペックは「ストレスなく動く下限」であって、快適に遊べる線ではない。

公式の Java 版推奨スペック(2026 年時点)はおおむね以下のとおり。

CPU: Intel Core i5-4690 3.5GHz / AMD A10-7800 APU 3.5GHz 相当
RAM: 8GB
GPU: GeForce 700 シリーズ / Radeon Rx 200 シリーズ(OpenGL 4.5 対応)
ストレージ: SSD 4GB
OS: Windows 10 以降 / macOS 10.12 以降 / 主要 Linux

ここで読み取るべきは「Java 版は CPU と RAM を見ている」という点。GPU は控えめでも動く一方、レッドストーン回路や大規模建築の処理は CPU 単一スレッド性能に依存する設計のため、CPU を削るとワールド読み込みやチャンク生成で詰まりやすい。

Bedrock 版は要求が下がる、ただし RTX ON は別

Bedrock Edition は DirectX 12 ベースで最適化されており、同じグラフィック設定なら Java より軽い。一方で公式の RTX レイトレーシング機能は GPU 側にレイトレ対応コアが必要で、実質 RTX 20 シリーズ以降が前提になる。

Java 版は「MOD を入れた瞬間」が本番

Java 版は MOD 前提で見たほうがいい。MOD/影 MOD を入れると、

  • 影 MOD(OptiFine, Iris + Sodium 系): GPU 負荷が一気に増える
  • 大型 MOD パック(200〜400 MOD): RAM 使用量が 8GB → 12〜16GB に増加
  • 大規模工業 MOD / 自動化: CPU シングル性能と RAM 帯域が効く

公式の推奨スペック表は「バニラ Java」の値なので、MOD を入れる前提なら 1〜2 ランク上を見ておく。

MOD/Java vs 統合版 — 2026 年の選び方

短い答え: 2026 年時点では Bedrock がデフォルト、Java は MOD と影 MOD のために残す位置づけ。

PC ストアで Minecraft を買うと Java & Bedrock Edition がセットで付いてくるのが主流なので、「どちらを買うか」ではなく「主にどちらで遊ぶか」で考える。

Bedrock を選ぶ理由

  • クロスプレイ: Switch / PS / Xbox / スマホとマルチプレイできる
  • 公式 RTX 対応: レイトレーシング標準
  • マーケットプレイス: 公式ストアからスキン・ワールド購入

Java を選ぶ理由

  • MOD エコシステム: Forge / Fabric を中心に MOD 文化が成熟
  • 影 MOD(シェーダー): Iris + Sodium で軽量化しつつ見栄えを上げられる
  • 過去ワールドの互換性: 2010 年代の Java ワールドはそのまま読める

Bedrock の RTX とは別物として、Java の影 MOD は表現力が高い反面 GPU を強く要求する。同じ「Minecraft をきれいに遊びたい」でも、Bedrock RTX と Java + 影 MOD で必要なスペックの方向が違うのは押さえておきたい。

比較表 — 用途別の推奨スペック

観点軽量プレイ(Bedrock バニラ)MOD 多用(Java + 影 MOD)配信もする
CPURyzen 5 / Core i5(6 コア)Ryzen 5 / Core i5(6 コア以上)Ryzen 7 / Core i7(8 コア以上)
GPUGTX 1650 / RTX 3050RTX 4060RTX 4060 Ti 以上
RAM16GB32GB32GB
ストレージSSD 500GBSSD 1TB(MOD パック・ワールド領域)SSD 1TB + 録画用に追加 SSD
描画距離の目安16〜24 チャンク / 60fps24〜32 チャンク / 60fps16〜24 チャンク + 配信 60fps
価格帯(完成品)8〜10 万円15〜20 万円20〜30 万円

数値は 2026 年時点のミドルレンジ構成を基準にした目安。

CPU は「コア数より単一スレッド性能」

Java 版のチャンク生成・レッドストーン演算は単一スレッドに寄る性質があるため、コア数を増やすより 1 コアあたりの性能(クロック × IPC)を見たほうが体感に効く。配信を載せる場合だけ、エンコード用にコア数が効いてくる。

GPU は「Bedrock RTX か / Java 影 MOD か」で分かれる

  • Bedrock RTX: RTX 20 系以降が前提、4060 で十分快適
  • Java + Sodium + 影 MOD: 中設定なら RTX 3060、高設定なら RTX 4060 以上が目安

「とりあえず RTX 4060」を選んでおけば、Bedrock RTX も Java の重めの影 MOD も両方こなせる。

RAM は MOD パックの規模で決める

バニラのみなら 16GB で足りる。MOD パックを入れるなら 32GB を選ぶ。Java の起動引数(-Xmx)でゲームに割り当てる RAM を指定するため、システム側に残す分も含めて余裕を持たせる設計になる。

ストレージは SSD 一択、容量はワールドと MOD で決まる

OS と Minecraft 本体だけなら 100GB もあれば足りるが、MOD パックと大規模ワールド(数 GB / ワールド)を残していくとあっという間に埋まる。SSD 1TB を最初から積むほうが後悔が少ない。

おすすめ構成

以下は 2026 年時点の目安。BTO 各社のラインナップは月単位で更新されるため、購入前に最新世代の同等構成を確認すること。

Bedrock 中心ならゲーミングノートでも十分

軽量プレイ用途なら、RTX 3050 Ti / 4050 を積んだ 15.6 インチクラスのゲーミングノートで十分。

項目スペック
画面15.6 インチ FHD
CPUCore i5 / Ryzen 5(最新世代)
RAM16GB
GPUGeForce RTX 3050 Ti / 4050
ストレージSSD 512GB

MOD/配信を見据えるならデスクトップ

熱・拡張性・コスパのどれを取ってもデスクトップに分がある。

項目スペック
CPURyzen 5 / Core i5(最新世代、6 コア以上)
RAM32GB
GPUGeForce RTX 4060
ストレージSSD 1TB

よくある質問

Q. Bedrock 版と Java 版、どちらを買えばいいですか? A. クロスプレイや RTX 公式対応を取るなら Bedrock 版、MOD や影 MOD を入れたいなら Java 版を選ぶ。2026 年時点ではどちらか片方を買えば Minecraft: Java & Bedrock Edition として両方が付いてくる構成が主流。

Q. ノート PC でも MOD は動きますか? A. GeForce RTX 3050 Ti / 4050 以上を積んだゲーミングノートなら動く。ただし影 MOD + 描画距離 32 チャンクのような重い構成では発熱とサーマルスロットリングで動作が不安定になりやすいので、本気で MOD を回すならデスクトップを勧める。

Q. RAM は 16GB と 32GB どちらが適切? A. Bedrock + バニラ Java なら 16GB で足りる。MOD パック(200 個超)や大規模レッドストーン回路、配信ソフトを同時に動かすなら 32GB を選ぶ。後から増設できる機種かどうかも判断材料になる。

Q. 統合 GPU(CPU 内蔵グラフィックス)でも遊べますか? A. 最新の Ryzen AI 系や Intel Arc 内蔵 GPU なら Bedrock のバニラは 1080p / 中設定で動くレベルにはなった。ただし Java 版や影 MOD はフレームレートが落ちるので、長く遊ぶつもりなら最初から独立 GPU 搭載モデルを選んだほうが安い。

まとめ

Minecraft 用 PC は「何で遊ぶか」で必要スペックが大きく変わる。

  • Bedrock バニラ中心 → GTX 1650 / RTX 3050 + 16GB、8〜10 万円
  • Java + MOD / 影 MOD → RTX 4060 + 32GB、15〜20 万円
  • 配信もする → RTX 4060 Ti + 32GB + 8 コア CPU、20 万円〜

2026 年時点では Bedrock が主流だが、MOD と影 MOD のために Java も残っている。両方を視野に入れるなら RTX 4060 + 32GB の構成が一番つぶしが効く。

モニター側の選び方は別の記事でまとめている。